お知らせ

【ご報告】学会発表「第44回エネルギー・資源学会研究発表会」に参加しました

当社代表の野村恭子が、第44回エネルギー・資源学会研究発表会にて発表しました。
当社はアカデミックな視点を重視しており、エネルギー、資源、環境に関する最新の学際的かつ業際的な研究発表の場に積極的に参加しています。
我々は単なる知識の蓄積にとどまらず、実証実験結果を入念に検証し、次なるステップにおいて有益に活用することを重要視しています。
*研究成果の発表および意見交換・技術交流の場として、エネルギー・資源学会研究発表会が8月4日(月)、5日(火)の2日に亘り開催されました。研究発表会にあわせて特別講演会、技術交流会、各賞の表彰式も開催されています。

【発表内容】
1. 日本の森林の多様な価値を拓くIFM型カーボンクレジット(Linkhola単独発表)
既存J クレジットで評価が難しい天然林や二次林の炭素吸収、非伐採、生物多様性保全といった森林の多様な価値に着目し、海外実績のあるIFM(Improved Forest Management)型カーボンクレジットの日本への適用可能性を探るため、国内実態に合わせたIFM方法論を紹介し、新たなカーボンクレジット創出による森林資源の多角的な価値化と持続可能な森林経営への貢献について考察しました。

2. 畜産GHG削減のボランタリークレジット化のための方法論開発と実証事業(JA鹿児島県経済連と共著)
JA 鹿児島県経済連とLinkhola との共同による「K モデルプロジェクト」として、畜産事業の持続可能な発展に向けGHG排出量削減のボランタリークレジット化事業を2024年7月に始動し、牛・豚・鶏の方法論立案と実証を実施しました。その成果の県内および国内外の普及を目指して、IoT を活用した実測による算定方針およびモニタリング方針の設定を行った肉牛について詳細な排出量測定・評価の具体的取組を発表しました。

3. 社会連帯的循環経済構築のためのボランタリークレジット(早大鷲津教授、Linkhola共著)
プロジェクトが持つ追加的なCO2削減効果を金銭化するための手法としてカーボンクレジット制度があり、そのうちボランタリークレジットは民間企業やNGOが主導して運営するクレジット制度です。ボランタリークレジットの理論的意義を明らかにしたうえで、同制度が企業、自治体、協同組合等の連帯を創出するための手法として有効であることを論じ、木質バイオマス資源利用促進への応用可能性について検討しました。

▼研究発表会の詳細はこちらよりご覧ください
第44回エネルギー・資源学会研究発表会
https://www.jser.gr.jp/events/44kenkyu_program/
〔日時〕2025年8月4日(月)/8月5日(火)
〔場所〕東京大学 駒場Ⅰキャンパス
エネルギー・資源学会
https://www.jser.gr.jp/

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