株式会社Linkholaは、鹿児島県経済農業協同組合連合会と、牛・豚・鶏由来のGHG排出削減にかかる新方法論を開発し、先行して肉用牛を対象としたボランタリークレジットの発行を2025年7月3日に完了したことを正式にお知らせします。
本取り組みは、Jクレジットよりも先行した、畜産分野における国内初*の「補助飼料」によるカーボンクレジット発行となります。これにより、畜産の排泄物および消化管内発酵由来のGHG排出削減を同時に実現します。 *Linkhola調べ
本プロジェクトは、
・IoTを活用した実測型の計測・モニタリング手法による透明性・信頼性が高いクレジット創出
・畜産分野における国内初のクレジット発行(肉用牛)
・補助飼料による副次便益(悪臭・水質汚染の抑制、アニマルウェルフェアの向上など)
など、これからの農業・畜産のあり方に新たな視点を投じる取り組みです。
今回の実証プロジェクトを皮切りに、JA鹿児島県経済連では、気候・湿度や季節変動の影響、肥育ステージ(子牛から出荷直前の成牛まで)の違いによる影響、実測精度の向上など、さらなる検証を行っていく予定です。
この実証で得られた知見・ノウハウと、さらなるモニタリング活動によるデータ蓄積をもとに、今後は直営農場や契約農場への水平展開を目指します。
そして、クレジット化の対象を牛のみならず豚や鶏へ広げ、対象農家や家畜の規模を本格的に拡大していく計画です。
今後もLinkholaは、「EARTHSTORY」を通じて、畜産分野、LED、太陽光発電、森林、遮熱塗料における脱炭素化を力強く支援し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
ご関心のある企業・自治体・関係事業者の皆様は、ぜひお気軽にお問い合わせください。